地球は丸いのに、私たちが普段目にする世界地図は平面になっています。これは、地球を平面に投影する際に歪みが生じるためです。特に、メルカトル図法と呼ばれる地図の投影法は、航海には便利ですが、高緯度地域を大きく表示してしまうという特徴があります。例えば、グリーンランドは実際よりも何倍も大きく表示されているのです。

そんな地図の歪みを、視覚的に理解できるのがJames Talmage氏とDamon Maneice氏が開発した「The True Size Of …」になります。このWebサイトは無料で利用することができ、世界中の国の大きさを自由に比較することができます。

使い方は検索欄に国名を英語で入力します。今回は日本(japan)と検索すると、地図上で日本が複製出来ます。この複製した日本を自由に動かすことができます。

複製した日本を北極側に移動させると巨大な大陸のように表示されます。これがメルカトル図法による歪みになります。

他にも「日本とインドを比べてみると、インドの方が日本の約8.7倍も大きい」と文字で読んでも、ピンと来ないかもしれません。しかしこのサイトで実際に重ねてみると、その大きさを目で見ることで容易に理解することが可能になります。

このサイトを使うと、今まで当たり前と思っていた地図の世界が、ガラリと変わります。巨大に見えていたグリーンランドが実はロシアにすっぽり収まるサイズだったり、ロシアが北アメリカ大陸とほぼ同じくらいの広さがあることなど、新たな発見があるかもしれません。

このサイトの魅力は、その自由度です。 実際には遠く離れている国も並べてみたり、複数の国を同時に比較したり重ねたりすることもできます。

地球が丸いことは当たり前の事実ですが、平面の地図ではその感覚を得るのは難しいです。『The True Size Of …』を使えば、世界の本当の姿を新たな視点で理解できます。地理に興味がある方、教育現場で活用したい方、旅行や仕事で役立てたい方など、どんな人にとっても発見のあるツールです。『The True Size Of …』で地図の面白さを体感してみてください

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『The True Size Of …』

https://www.thetruesize.com