月刊graphia 2026年10月号(2026年9月分まとめ)
- トレーディングカード
- みんなの写真マップ
- 法定速度
- 人流アナリティクス
- メタマップ
- ヤマレコ
- MapFan DB
- Location AI
- 人流データ
- ボールドライト
- ジオテクノロジーズ
- デジタルツイン
- ゼンリン
地図と位置情報を中心としたニュースサイト「GeoNews」の協力を受けて、2026年9月に掲載したニュースの中から厳選した5つの話題をピックアップして紹介します。
ヤマレコ、登山写真をまとめて確認できる新機能「みんなの写真マップ」を提供開始

株式会社ヤマレコは9月24日、登山用コミュニティサイト「ヤマレコ」において新機能「みんなの写真マップ」を提供開始しました。プレミアムプランが対象で、無料のスタンダードプランでも一部機能を利用可能です。
同機能は、ヤマレコに投稿された登山写真を地図上から探して、登山前に知っておきたい現地の様子を確認できる機能です。積雪状況や岩場・鎖場の様子、沢の増水状況など、気になる場所で撮影された写真をまとめて確認することが可能で、登山前に必要な現地情報へ手軽にアクセスできるようにすることで情報収集を促し、山岳遭難の防止に役立てることを狙いとしています。
従来のように山行記録をひとつずつ開いて写真を探すのではなく、地図上の見たい場所から撮影された写真を直接探すことが可能で、同じ場所で複数の写真が撮影されている場合は、異なる日時や登山者が撮影した写真をまとめて確認できます。「直近7日」「直近30日」「月別」「過去5年」から撮影時期を選択可能で、「月別」では1~12月から希望する月を選び、過去5年の同じ月に撮影された写真を表示できます。また、「雪」「岩場・鎖場」「渡渉」「雷鳥」「紅葉」など、テーマごとに写真を絞り込むこともできます。
地図上には写真とあわせて「みんなの足跡」を表示することが可能で、「標準」「雪山」「クライミング」「スキー(滑走)」から目的に合った足跡を選択し、実際に登山者が歩いたルートと、その周辺で撮影された写真を同じ地図上で確認できます。
写真を選択すると、撮影日時やコメントなどの詳細を確認することが可能で、山行記録のタイトルをクリックすると、その写真が投稿された山行記録に移動できます。
Location AI、人流データ活用プラットフォーム「LAP」と「人流アナリティクス」を刷新

Location AI株式会社は9月25日、人流データ活用プラットフォーム「Location AI Platform(LAP)」の提供メニューを刷新するとともに、「人流アナリティクス」を全面リニューアルしました。
LAPの提供メニューについては、個人・小規模事業者向けで月額1万円(税別)の「LAP STARTER」(10地点1ID/ウィジェット10種)から、「LAP Plus」(50地点5ID/ウィジェット19種)、「LAP Pro」(200地点20ID/ウィジェット24種)、「LAP Business」(300地点30ID/ウィジェット24種)、「LAP ENTERPRISE」(個別モデルカスタム対応)の5段階のメニュー構成となりました。
LAP Business以上には、人流分析からスマートフォン広告の配信、来店効果の検証まで一気通貫で実施できる「人流広告(Flow Ad)」機能を搭載しています。同機能は、分析画面上でターゲット店舗や最適な商圏エリアを選定し、実世界の行動データをもとに独自の広告オーディエンスを生成・配信することが可能で、顧客のリアルな興味・関心を捉えた高精度な広告施策を行えます。
人流アナリティクスについては、生成AIが分析結果の要点を先に提示する「AIサマリー」を標準搭載しました。プロンプトの入力は不要で、地点を登録するだけで来訪の傾向と変化の要点を受け取れます。2地点までの分析を無料で利用できます。AIの解説はLAP上で算出された数値を参照して生成するため、実データと乖離した解釈が生成されにくい構造となっています。
ジオテクノロジーズ、生活道路の法定速度引き下げに対応した全国の「法定速度データ」を提供開始

ジオテクノロジーズ株式会社は9月1日、地図データベース「MapFan DB」のラインアップに「法定速度データ」を追加して提供を開始しました。
同データは9月1日に施行された生活道路の法定速度引き下げに対応し、生活道路を含む全国の道路の法定速度データを収録したものです。同社の調査では今回の改正に対して約9割が賛同する一方で、正しく理解している人は1割未満と少なく、また30km/h順守の対象道路がわかりにくいという課題もあるため、デジタル地図データと法定速度データを組み合わせることで対象道路を明確化し、ドライバーやシステムによる法定速度の順守を支援するとしています。
整備範囲は全国の道路(フェリー航路や顧客専用道路、庭園路、一部細街路を除く)で、対応車種は一般車および大型車で、車種別法定速度に対応しています。対象製品はMapFan DBの「安心安全データ」および「車種別規制データ」で、提供形式はShapefileおよびPostGIS(RDB)形式です。
同データを活用することで、カーナビや自動運転分野における、安全機能の維持・向上を実現するほか、ロジスティクス分野におけるコンプライアンスに即した運行計画の策定や到着予測精度の向上、スマートシティ・都市計画分野における意思決定などに役立てられます。
ボールドライト、商業施設マップ「メタマップ」を3Dデジタルツインプラットフォームに刷新

ボールドライト株式会社は9月30日、商業施設デジタルマッププラットフォーム「メタマップ」をリニューアルして、実空間の3D表現とAIを基盤とするデジタルツインプラットフォームとして提供開始しました。
今回のリニューアルでは施設の案内・運用機能を強化し、地図との会話から経路案内、経路ネットワークの自動生成、AIによる施設情報の更新までを一体で提供できるようになりました。独自AIモデルやAI制作ツールにより、平面図や写真を活用した地図・3Dモデル制作を効率化し、顧客との調整・確認を含む制作期間を従来のイラストによる2Dマップと比べて70%短縮しました。AIによる生成効率の向上に加えて再現性があるため、複数の店舗を展開するリテール店でも同じ地図を高速に生成できます。
地理座標を持つ地図データをもとに3D空間を生成することが可能で、GPSやBLEビーコンによる測位と連携して実空間にいる利用者の現在地をもとに案内を行えます。外部システムと連携するAPI、AIエージェントと連携するMCPやプラグイン、アプリへの組み込みを支援するSDKも提供します。
案内に必要な経路ネットワークは地図データとともに自動生成が可能で、マップ上の3Dモデルの色やサイズなどは管理画面から調整できます。また、店舗・施設情報やQ&A資料などを、AIが回答時に参照する情報源として登録することが可能で、施設情報の更新もAIチャットを使って行えます。
「このお店の営業時間は?」「そこまで案内して」といった自然な言葉で、施設情報の検索から経路案内までをAIエージェントに依頼できます。施設が登録した情報を検索・参照して回答する仕組みも搭載しており、地図上の場所と結びついた対話型の案内を提供します。目的地までの経路を3Dマップ上に表示して進行方向や周囲の目印を確認することも可能で、複数回にまたがる移動もフロアのつながりとともに案内できます。
店舗や展示、アトラクションなどのスポットは3Dマップ上に表示可能で、写真や説明、営業時間などを確認できます。エッジAIカメラによる混雑状況の自動判定や、専用アプリで担当者が更新した混雑情報にも対応し、施設全体の位置関係と場所の情報をひとつの画面で把握できます。
ゼンリン、地図トレーディングカード「Map Design GALLERY CARD/一般国道」を発売

株式会社ゼンリンは、国道をテーマとしたトレーディングカード「Map Design GALLERY CARD/一般国道」のシリーズ1と2を9月11日に発売しました。
同製品は全国の一般国道459路線を1路線ずつ収録したトレーディングカードで、シリーズ1は76路線、シリーズ2は77路線を収録します。表面には国道の路線を描いた地図や国道番号を示す道路標識、総延長距離、海上区間距離、起点・終点を表記しており、裏面には日本列島の中での位置や範囲を表記しています。
カードは総延長距離に応じて「C(100km以上)」、「U(99km~50km)」、「R(49km以下)」の3段階のレア度を設定しており、R(レア)カードにはホログラム加工を施しています。また、7枚入りパック限定でゼンリンの社員が厳選した特徴的な国道を特別仕様のSR(スーパーレア)カードとしてランダムで封入しています。シリーズ1とシリーズ2でそれぞれ異なるSRカードを用意しています。
7枚入りパックのほかにシリーズごとに全カードを収録したコンプリートBOXを用意しており、初回限定版として両シリーズのコンプリートBOXと4つの道路標識が縦に並んだ「4連おにぎり」のアクリルキーホルダーが付属するセットを販売します。また、シリーズ1とシリーズ2のいずれかを1点以上購入した人にはオリジナルステッカーをプレゼントします。実施期間は9月18日までで、無くなり次第終了となります。














