月刊Graphia 2026年2月号(2026年1月分まとめ)

地図と位置情報を中心としたニュースサイト「GeoNews」の協力を受けて、2026年1月に掲載したニュースの中から厳選した5つの話題をピックアップして紹介します。

コロプラ、ゲーム専用地図配信サービス「COLOPL Gaming Maps」を発表

コロプラ、ゲーム専用地図配信サービス「COLOPL Gaming Maps」を発表

株式会社コロプラは、ゲーム開発に特化した地図配信サービス「COLOPL Gaming Maps(コロプラ ゲーミング マップス)」を開発したと発表しました。

同サービスは、同社の位置情報ゲームの開発・運営で培ってきた技術やノウハウをもとに開発した地図配信サービスで、位置情報ゲーム開発に最適化して、ゲーム企画の自由度と開発効率の両立を目指して設計されています。

現在開発中の新作位置情報ゲーム2タイトルは、いずれも同サービスを採用することが決定しているそうです。同サービスの導入により、開発面ではコスト削減と開発スピードの向上が見込まれるほか、企画意図を反映した表現や仕様の実装が可能となります。

同社はCOLOPL Gaming Mapsを活用して、グローバル市場を見据えた位置情報ゲームにおける新体験の提供に取り組むと表明しており、将来的にはAR/XR技術や商業施設、テーマパーク、イベント会場などとの連携強化も視野に入れて体験価値の拡張を目指す方針です。

ウェザーニュースの対話型AI「お天気エージェント」、全ユーザーに無料で提供開始

ウェザーニュースの対話型AI「お天気エージェント」、全ユーザーに無料で提供開始

株式会社ウェザーニューズは1月28日、天気アプリ「ウェザーニュース」において、これまで有料会員限定で提供していた生成AIチャット機能「お天気エージェント」を、無料ユーザーを含む全ユーザーに提供開始したと発表しました。

「お天気エージェント」は、生成AI(LLM)と気象データを統合した対話型サービスで、1kmメッシュのピンポイントデータに基づいてユーザーの文脈に合わせた具体的なアクションを提示します。たとえば「近所の公園にベビーカーで出かけるなら何時がベスト?」「16時までにバスタオルは乾く?」といった場所や時間についてピンポイントな質問にも対応できます。

全国から届くユーザー投稿(ウェザーリポート)をAIが解析し、たとえば特定の場所の様子を質問するとAIが周辺の最新投稿を要約して、「雨は止んでいるが路面は濡れている」といった現地の生の情報を伝えます。また、2018年1月以降のデータを収録しており、過去のデータの照会も行えます。

ガーデニングやキャンプ、ゴルフなど気象条件が影響する趣味やレジャーの専門的な相談にも対応可能で、たとえばゴルフであればコース上の気象予測から風のショットへの影響やおすすめの開始時間、プレーのポイントなどをアドバイスできます。

Agoop、人流マーケティングツール「マチレポ」にチャット形式でAIによる分析を行う機能を追加

Agoop、人流マーケティングツール「マチレポ」にチャット形式でAIによる分析を行う機能を追加

株式会社Agoopは1月29日、人流マーケティングツール「マチレポ」のメジャーアップデートを実施し、チャット形式でAIによる分析を行う「AI分析エージェント機能」を新たに搭載しました。

AI分析エージェント機能は、来訪者の分析データをもとにチャット形式でAIによる分析を行う機能で、分析の観点や回答方針を事前に設定できる「カスタムAI」にも対応しており、目的に応じた分析を効率的に進められます。

利用方法は、目的に合わせて最適なAIを選択した上で、分析対象となるエリアや期間、滞在期間、居住地などの条件を設定して人流データを抽出します。抽出されたデータをもとにAIがエリア特性の比較や分析結果を報告し、それに対して追加の質問を行うことでさらに詳細を深掘りすることができます。また、分析内容をもとにワンクリックで資料を作成してPDFまたはPPTX形式でダウンロードすることもできます。

同社はAI分析エージェント機能の追加により、AIを活用して意思決定を支援する伴走型分析分析ツールとしての機能を強化し、出店計画や商圏分析、地域戦略の立案など多様な用途における高度な分析での活用に貢献すると発表しています。

国際航業、クラウドネイティブな空間情報プラットフォーム「Geozén」を提供開始

国際航業、クラウドネイティブな空間情報プラットフォーム「Geozén」を提供開始

国際航業株式会社は1月21日、空間情報プラットフォーム「Geozén」を提供開始すると発表しました。

同プラットフォームは最新のマイクロサービスアーキテクチャを採用するクラウドネイティブな空間情報プラットフォームで、従来の開発手法と比較して生産性が40%向上したそうです。インフラ管理やアセット管理、マーケティング、防災など多種多様な領域において位置情報をもとにしたデータ統合が可能としています。

認証、セキュリティ、GISエンジンを備えた統合開発基盤を提供するほか、インフラ点群データ管理や物流配送計画、センサーの監視サービスなど国際航業の専門知見をもとにした即戦力のアプリケーションと高精度な地図データをセットで提供します。また、GISやクラウドの専門家による技術サポートや導入コンサルティングも提供します。

導入時は最小限の構成から始めて、将来的にAI解析や3Dビジュアライズ機能をシームレスに拡張することが可能で、生成AI(LLM)がスムーズに理解・学習できる設計をあらかじめ採用します。国際航業は同プラットフォームの活用シーンとして、点群データを活用したインフラ維持管理や金融・保険分野における災害時の損害査定、人流データを活用した商圏分析などを挙げています。

天地人、人工衛星の地表面温度データを活用した「水道管凍結注意マップ」を提供開始

天地人、人工衛星の地表面温度データを活用した「水道管凍結注意マップ」を提供開始

株式会社天地人は1月30日、人工衛星のデータを活用して水道管の凍結リスクを可視化する「水道管凍結注意マップ」を自治体などに向けて提供開始しました。

水道管凍結注意マップは、人工衛星から取得した地表面温度データを活用して、250mメッシュの高分解能で水道管の凍結リスクを可視化するサービスです。水道管が凍結しやすいとされるマイナス4度を下回る日数を指標として凍結リスクを3段階で表示します。これにより、住民が自宅周辺の凍結リスクを確認して対策行動を促すことにつながります。

専用アプリは不要で、スマートフォンやPCからURLにアクセスするだけで確認できます。利用開始は最短8日間程度で可能で、住民向けの注意喚起チラシも提供できます。なお、同サービスは天地人が提供する水道DXソリューション「宇宙水道局」で培ってきた衛星データとAIを活用した漏水リスク診断の技術を応用したもので、宇宙水道局を契約していない事業体でも単体で利用できます。

資料請求やご質問はフォームよりお気軽にご連絡ください。

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